左手にビール。 ホステルのカウンターで、ひとりで文章を書く。 ストーリーを見ては嫉妬。 自分で選んだ道なのに。 正直、今すぐにでも飛行機に乗りたい。 逃げ出したい。 でも、それと同時にすべてが終わる気がしてならない。 平日は日付が回ってから帰宅が当たり前。 歯を磨く余裕もなく、狭い天井を見上げてる。 帰り道の世の中の終わりのような渋谷の若者さえ、羨ましく思う。 幸せとは何か? こう考える時点で、今幸せではない証拠だ。 渋谷の若者は自分が幸せかどうかなんて、考える暇がないくらい遊んでいるからだ。 懐かしい。 ...